Advent Calendar 2025
by @maho_bin_1331

~積みゲー&今年クリアしたゲームを語る~

- Day 19 -

今年クリアしたゲーム編②一見なにも繋がらそうなところが繋がる群像劇が魅力の作品

19日目です。

クリアしたゲーム編に入ればパパっと記事が書けると信じて疑っていませんでした。
なぜかクリアしたゲーム編のほうが時間かかってます。あれれ? おかしいぞ~(・-・)

今回ご紹介させていただく作品は…

てわけで、今年2番目にクリアした作品を紹介させていただきます。

WILL-素晴らしき世界-」です。

※画像はマイニンテンドーストア内の作品紹介ページより引用

作品概要

WMY Studioが開発したアドベンチャーゲームです。
おそらくWMY Studioという名前はサークル名的なもので、中国のゲームクリエイターの方々が作成したインディーゲームです。

作品の舞台は「願いを書いた手紙が神様に届けば運命が変わる」といったような内容の都市伝説が、少しだけ流行った世界。
主人公の少女(キービジュアルに映っている女の子)こそがその都市伝説で語られていた神様であり、彼女は「人間からの手紙の内容の一部を組み替え、運命を変える」能力を持っています。しかし彼女には記憶がありません。
それでも様々な人物から手紙が送られてくる中、彼女は「イシ」という名のしゃべる犬(?)から指導を受けながら、この能力を使って手紙に綴られた悲惨な結末を変えていく、といった物語になっています。

手紙の内容のうち組み替えられる文章はブロック化され、それらを上下、もしくは左右(複数の人物間で行動を組み替える場合のみ、人物を跨ぐ場合に使用)に動かすことで内容を組み替えます。手紙によっては特定の文章ブロックに何かしらの制約が課せられることもあります。ここは少しパズル要素もありますね。

手紙を送ってくる人物は女子高生から刑事から猫(!?)まで様々です。
なんの関わりもなければ、本来絶対に接点がないだろうという人物同士でも、手紙の結末を変えているうちに意外なところで繋がったりします。
そんな群像劇と、徐々に明らかになっていく神様の少女としゃべる犬(?)「イシ」の謎が見どころの作品だと思います。

どうだった?

このゲームを購入した当時、昔PS1で発売された「街 〜運命の交差点〜」や「428 〜封鎖された渋谷で〜」の「複数の人物同士のエピソードが、互いの運命を変える」というザッピングシステムにめちゃくちゃ今更ながら惹かれていました。そんな時に似たようなシステムが搭載されたこのゲームに出逢いました。

その後たぶん同時期ぐらいに買った&同じようにザッピングシステムの側面がある「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」を先にプレイしてから、「やっぱりこのシステムおもしれ~~~~~~!!」となったノリでプレイし始めました。
し始めたんですが、1回挫折しています。

なぜか。そこはこの後の「気になったところ」で詳しくお話します。

で、1回の挫折からまた初めからやり直して今年無事にクリアしました。
クリアした瞬間に感じた余韻がどうだったかは…………ネタバレになるので言えません。
が、ゲーム性としてはやはり面白かったです。でも気になるところもそれなりにありました。

というわけで「よかったところ」から行ってみよ~う。

よかったところ

  • 関わり合う未来がまったく見えない人物が揃いながら、最終的には意外なところで関わり合ってくる群像劇を描いたシナリオ
  • ビジュアルがすべて綺麗。立ち絵もたまに挟まる一枚絵も全部綺麗。特に青春を感じるとある一枚絵はグッときました。
  • UIもわかりやすいながら、世界観を損なわないデザインと演出がよい。ちゃんとポストに手紙入ってるのは最初見たとき感動した。
  • ローカライズ(日本語訳)が秀逸。まったく違和感がなくかなり力が入っている。シナリオ重視のゲームでも海外製は日本語訳がGoogle翻訳レベルのものも少なくない中、ここまで見事なローカライズはインディーズでは初めてみたかも。というレベルで秀逸。

気になったところ

  • 登場人物の名前がほぼ覚えられない。中国製ゆえか中国人の登場人物が多く、初めて登場した最初の1回だけはフリガナを振ってくれていますが、まったく覚えられない。覚えられないままシナリオを読み進めるも、肝心の名前が読めないのがストレスで私はこれで1回挫折しました。なので再開した時は登場人物の名前をメモって進めていました…。
  • シナリオ中盤あたりからの文章組み替えの難易度がかなり高い。序盤は文脈でどう組み替えればどう変わるのかが想像できるんですが、中盤あたりからはヒントがあってもまったくそこが想像できません。終盤はもう手当たり次第に組み替えてました…。また、一部の組み替えは攻略情報なしじゃ多分無理だと思います。
  • 手紙の結末によっては非常にグロい描写がある。ただビジュアル面の描写はないので、グロ描写ご勘弁な私でもなんとか耐えられるレベルではありましたが、ローカライズが秀逸すぎるが故の弊害だと個人的には感じています。グロ描写が苦手で想像力が豊かすぎる方にはおすすめできません。
  • 同性愛(男性同士)の描写がある。こちらもビジュアル面の直接的な描写はないです。これに関しても私は本っ当~~~~~~~~!!に苦手なんですが、「〇〇と〇〇は関係を持っているようだ」という感じの関係性の描写がほとんどで、思わず液晶を叩き割りたくなるような詳細な絡みはなかったのでなんとか耐えられました。些細な描写でも無理!!って方にはおすすめできません。

総括

ゲームとしては面白かったし、シナリオも詳しいことは言えませんが「えっ、ここが繋がるの!?」という意外な人物と人物の邂逅や関わりが見れた場面は何度もあり、個人的によいゲーム体験ができたとは感じています。

一方、向き合うには結構ハードルが高いゲームかなとも感じているので、万人にはおすすめしづらいゲームだなとも思っています。クリア当時の自分の記録には「面白いけど、もったいない作品」と書かれていました…(^ω^)
ただ、ザッピングシステムに惹かれる方であれば検討の価値は充分あると思います。

ここまでで何か琴線に触れるものがあり、前述した「気になったところ」が許容できそうな方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。
Switch版は2026年1月13日 23:59まで740円(50%OFF)で購入できます。