今年クリアしたゲーム編④RPGのような要素もある硬派な乙女ゲー
21日目です。
まじでクリアしたゲーム編のほうが1記事にかかる時間が多すぎる。
なぜですか…。積みゲー編は少ない情報から好き勝手に書けたからですか…。
今回ご紹介させていただく作品は…
今年4番目にクリアした作品を紹介させていただきます。
ただ今回は紹介する作品の中で唯一、現行機での展開は2025年現在はないのでご了承ください。
改めまして、紹介する作品は「遙かなる時空の中で3 -Ultimate-」です。

※画像は公式サイトより引用
作品概要
コーエーテクモゲームスより発売されたADVゲームです。
2004年12月22日にPS2で発売された「遙かなる時空の中で3」と、2005年9月22日にPS2で発売されたファンディスク「遙かなる時空の中で3 十六夜記」を再構成しつつリメイクしたものになります。2017年2月23日にPSVitaソフトとして発売されました。
ちなみに「3」と番号が振られているところから察する方もいると思いますが、シリーズものです。ただナンバリングごとに世界観の共有はあっても話は独立しているので、「3」が初めてでも無問題。実際私もこのシリーズはこの「3」が初めてです。
物語は雨が降る冬の日から始まります。学校で不思議な少年と出会った主人公は、その場にたまたま居合わせた幼馴染ふたりと一緒に、平安時代末期に似た異世界に飛ばされてしまいます。
時は源平合戦の真っ只中。ただし、源頼朝率いる源氏と戦をする平家は、既に死んだはずの平重盛が率いていました。しかも平家は源氏に勝つために怨霊を生み出しているという、史実の源平合戦とはまったく違う状態になっています。
主人公は学校で出会った不思議な少年から、自分が怨霊を封印する力を持つ「白龍の神子」であり、「怨霊を封じて龍神の力を高めなければ元の世界へは帰れない」と知らされます。そのため主人公は、元の世界へ帰還することを第一の目的として「白龍の神子」としての力を高めながら、源氏と共に行動し戦に身を投じていく…。といった物語になっています。
ただこれはあくまで導入でしてこのゲームの一番の旨味は、序盤(ゲームとしては)で主人公が得る「時空を越える力」による「運命上書きシステム」にあります。
「時空を越える力」を得た主人公は、今まで経験した章(過去)の冒頭に遡り、再度行動を起こすことができます。かつてとまったく同じ行動をとることもできますが、未来を知っているからこその新しい行動をとることもできます。
ここで主人公がとった行動によって、同じ話でも表示される選択肢の内容や数が変化し、結果次第では特定の人物の行動や運命を変えることができる。
といったシステムになっています。
要は(対象の制限はあるものの)誰かの死亡フラグを折れるということです。
乙女ゲーではなかなか見ない字面ですね。
2004年に初出された当時も、このシステムは乙女ゲーとしては画期的だと話題になったらしいです。そりゃそうだ。
他にもなかなか乙女ゲーにはない要素として、フィールドを歩き回れたり、さらにフィールドでは敵とのエンカウントがあって、遭遇するとコマンドターン制バトルが始まります。もちろんイベントバトルもあります。
これらの要素を初めて見た時には思わず「あれ…? 俺、RPGをやり始めたんだっけ…(・ω・)?」となりました。
そんな硬派な乙女ゲーとなっています(硬派は私が言ってるだけ)。
どうだった?
実はこのゲーム、2019年あたりにプレイ開始していましたが、一度挫折した経験があります。
ただそれはこの作品が悪いわけではなく、だいぶ進められたところでうちのVitaくんがエラー起こしてセーブデータぶっ飛ばしたのが原因です/(^o^)\(Vitaは本当にこういうエラーが多いところがね…惜しいよね…)。
セーブデータのバックアップはとってたんですがだいぶ前のデータでした。ただやり直すにはとてつもないボリュームのゲームなので、その時点での私のやる気は底辺に落ちて積んでしまいました。
そして気づいたらそれから5年経ってた。ぞっとしました。
のでようやく再度やる気が出た2024年8月ごろにまた最初から始めて、2025年4月にクリアしました。
めっちゃ期間がかかってるのは2024年中に仕事で死んで間が空いたからです。プレイした期間だけなら2024年8月後半と2025年4月前半なので、累計して1か月ぐらいです。
……間空いたのによくクリアできたな。もはや執念。
そんな経緯でようやく今年クリアできた本作品、「よかったところ」と「気になったところ」を語っていきます。
よかったところ
- 運命上書きシステムが楽しい。話によっては何度も同じものを見せられる場合もあるので気持ち的にだれるところもありますが、その末に新たな行動ができるようになって、悲惨なフラグを折れた時の快感はたまらんです。
- 登場人物がみんな魅力的。味方はもちろん敵側も。サブキャラの年齢層も子供からおじいちゃんまで幅広いです。勧善懲悪の話ではないので、一時的に嫌いになった人はいれど「こいつはどうしても嫌い」みたいな人は最終的には私はいませんでした。
- 平安時代末期の表現がお見事。史実とは違う異世界といえど、平安時代末期というベースを徹底して描いている。異世界だからって平安時代には絶対存在しないだろという変な服着た人とか、変な建物は本当にないし、ちゃんと現代的知識が出てきたらこの世界の人間は首を傾げるという反応もよきです。このあたりの時代考証の秀逸さはさすがコーエー制のゲームというべきでしょうか。
- 「絆の関」という存在。これは何を言っているかというと、要は「心の壁」ですね。攻略対象はみんな一定この「心の壁」を築いており、それを突破できた場合に好感度の最大値が上がっていくという仕組みになっています。この仕組みがなかなかリアルでいいなと思いました。すぐに好感度MAXにできてもゲームとしてはつまらんですし、数値と態度の乖離が出ているのもなんか見てる側としては微妙ですし。これによって後半の主人公と対象の絆の強さにも納得感が出てくるので、とてもいい仕組みだなと思います。
気になったところ
- 攻略情報ないと一部EDは自力での回収がだいぶ難しい。一応ゲーム内にヒントはありますが、とてもざっくりなのであれだけで攻略できる人っているんだろうか…? いやいるからネットにも攻略情報があるわけなんだけど、最初に突破できた人すごすぎるな…。
- 仲間同士の好感度上げが、組み合わせによってだいぶ作業ゲーになる。主人公との間だけでなく、仲間同士にも「絆」と称された好感度があります。これは戦闘に一緒に出撃させ、かつ対象となるキャラがそれぞれ1回以上敵に攻撃することで初めて好感度が上がる仕組みになっています。さらに仲間同士の特定の組み合わせにおいては、好感度が一定以上になると協力技が習得できます。まあ協力技が全部習得できないと戦闘がきついかといわれるとそこまでではないんですが、やはり用意されてるなら習得したくはなるじゃないですか。そのために特定の組み合わせを出撃させることになるんですが、その組み合わせで主人公との「合体技」ができる場合はとても楽なんです。「合体技」1回やるだけで好感度上がる条件満たせますし、雑魚戦は1ターン、ボス戦は2ターンぐらいで倒せると速攻ボーナスがついてさらに好感度上がるので。しかしできない場合は主人公含めて単独で攻撃させるしかないので非効率、速攻ボーナスも雑魚が相当雑魚じゃないと狙えないのでしんどいです。せめて一緒に出撃させたら、ちょっとだけでいいから上がってほしかった…。
- エンカウント率たまにめっちゃ高い。ランダムエンカウントの宿命なので仕方ないんですが、それでもたまにめちゃくちゃ高い時があります。仲間のうち2人は一定歩数エンカウント無効化できる特技を持っていますが、進め方や話によってはその2人が同時にいない場合があります。その時にこの現象に遭遇すると、特に早くシナリオ進めてえ~~!! って時になかなかつらいです。
総括
総合的には、シリーズの中でも「3」が一番人気がある&公式でも堂々と「不朽の名作」と言われているだけはあると感じた作品でした。
「気になったところ」もあるといえど、そこまで本筋には影響しない不便で致命的ではないですし。むしろ致命的なのはVitaくんがいつエラーを出しやがるかわからない恐怖。
もともとRPG大好きマンではあるので、ゲーム性がめちゃくちゃ自分にハマったっていうのは大きいですかね。
私はシナリオも去ることながらこのゲーム性がとことん印象に残ってるので、そのへんメインで語っちゃっているものの、乙女ゲーらしい要素もちゃんとあるので、純粋な乙女も安心なゲームですし。ただ、甘さを求めてる乙女にはあまりおすすめはできないが。
そして今からおすすめするには現行機への展開がないのがちょっとつらい。
Vitaくんも最終モデルなら動作安定しているのかもしれないけど、もう生産されてないから基本は中古頼りのハードだしなかなかすすめづらい。今の一番致命的なところはそこかもしれない。
気になった方でVita持ってる方はぜひご検討してみてください。
持ってない方はいつかの展開を祈りましょう。もしくはVitaをどうにか手に入れてください。
…自分で書いておいてなんだけど、なんつーすすめ方なんだ。苦笑。