積みゲー編⑥カードの表現に唸らせられる作品
6日目です。
今回のアドベントカレンダーを書く際、常に自分のSwitch/2のバーチャルゲームカードのページとにらめっこしているのですが、毎回その総数を見るとどうすれば不死身になれるのかを考えてしまいます。
ちなみに現在の私のバーチャルカードの総数は327本です。うち仮に100本はクリアしているとしても200本積んでいます。
これに他ハードのソフトも足して現在の積みゲーの数は推定300本。
あゝ 不死身になりたい。
今回ご紹介させていただく作品は…
というわけで6日目は何を紹介しようかな~と考えたところ、とりあえず猫ゲーが続いているのでそこは一旦逸れるようなゲームがいいなと思いまして。
かつ、インディーゲームの紹介が続いてるのでいったん商業に戻ろうかなと思いました。
ただここでも謎のこだわりですが、あんまりメジャーすぎるタイトルはちょっと紹介したくないなと。
別にここで紹介しなくても巷に情報がわんさかあふれてるので…。
なので商業だけど隠れた名作っぽい作品、何かあるかな~まああるよな。
と思いながら漁りましたところ、目に入ったものを紹介させていただきます。
「Voice of Cards できそこないの巫女」です。

※画像はマイニンテンドーストア内の作品紹介ページより引用
作品概要
スクウェア・エニックスより発売されたRPGです。
キャッチコピーは「運命を変える航海が始まる。」。
代々巫女が守ってきた辺境の島々を舞台に、滅びゆく世界を救うべく、主人公は巫女になれなかった少女「ラティ」と共に航海に旅立つところから始まるシナリオとなっています。
導入はまさに王道なファンタジーRPGという印象を持ちますが、他にはないこのゲームの最大の特徴はすべてが「カード」で表現されていること。
登場人物も、町や村もダンジョンも、技や魔法も、ありとあらゆるすべてがカードで表現されています。
このカードの表現がまたいいんです…。個人的にはマップの表現がとても好きです。
町や村、ダンジョンの内部などももれなく複数枚のカードで表現されているんですが、一度も到達していない場所は裏返しになっているんです。
裏返しになってると開いてみたくなりますよね。なりますよね?
私はなるので、初見の場所は無駄に歩き回ってカードを開いてしまいます。
こういう反射的な心理性をうまく活用したUIっていいですよね~。
また、今時のゲームには珍しくボイスは登場人物にはついておらず、ゲームマスター(テーブルトークRPGにおいて、ゲーム進行を取り仕切る人物)にのみボイスがついています。プレイヤーはこのゲームマスターに導かれてゲームを進めていくことになります。
このようにある種シンプルな設計となっているため、各要素に対してプレイヤーに想像の余地を残しつつ進行していくゲームになっています。
なのでテーブルトークRPGやゲームブックをプレイしたことがある人はその雰囲気を感じながら、ファミコンぐらいのゲームをやっていた人はどこか懐かしい感覚を感じながらプレイできる作品かなと思います。
ちなみにこの作品は「Voice of Cards」シリーズと括られる中の2作目であり、1作目に「Voice of Cards ドラゴンの島」というものがありますが、ゲーム性が踏襲されているのみでこちらの続編というわけではないので、単体で楽しめます。
対応プラットフォームはSwitch、 PS4、 Android、 iOS、 Steamです。ダウンロード専売です。
発売日は2022年2月17日です。
割と最近だとは思っていましたが割と最近ですね(?)。
なんで買ったの?
先述しました「Voice of Cards」シリーズ1作目、「Voice of Cards ドラゴンの島」はしっかりフルコンプしてまして、ちょうどこちらをクリアした頃に発売されたのでしっかり買ってプレイし始めました。という経緯です。
じゃあなんで積んでるの?
1作目「Voice of Cards ドラゴンの島」は詳しくは言えませんが、後半になればなるほど面白くなるタイプのシナリオが展開されていました。
ちなみにこのゲームはクリエイティブディレクターを「NieR」シリーズや「ドラッグ オン ドラグーン」シリーズといった数々の逸話を残すゲームを手掛けたヨコオタロウ氏が務めております。私はあいにくこれらのシリーズを通ってきておらず、逸話だけ知っているような状態で「ドラゴンの島」に挑んだら見事にいろんな意味でやられました。
でですね、この「ドラゴンの島」で得た経験と、「NieR」シリーズや「ドラッグ オン ドラグーン」シリーズあたりの逸話の傾向を独自で統計したところ、シナリオに関しては特に後半に起爆剤が撒かれているという感覚を得たわけです。
なので私は油断していました。
あの…まだ1章だよ? 1章d…え、そんなことします…?
と、詳しくは言えませんが、1章で起こる「とある出来事」に必要以上に感情移入しすぎてつらくて離れてたら積んでいました。
1章でこんなことになるなんて思ってなかったんだ。まじで。
というわけで謝罪と期待
運命を変える航海に(私は)はりきって出たはずが、航海できてなくて申し訳ないとは思っています。
いやでも1章からまじでつらすぎるんですけど、本当にこんな運命変えられるんですか?
変えられる……んですよね?
気になった方は航海に出てみてください。
私はいつか追いつきますので…。
もしくは先に1作目「Voice of Cards ドラゴンの島」をプレイするのもおすすめです。
それか敢えて3作目「Voice of Cards 囚われの魔物」をプレイしてもいいと思います。
それと触れる隙間がなかったのでここで語りますが、BGMも1作目からめちゃくちゃいいです。
1作目はサントラ買いました。多分2作目もクリアした暁に買うと思う。
まあ結論、言いたいことはひとつです。
\ Voice of Cardsはいいぞ!(でも2作目も3作目も積んでてごめんね!) /